社会人になってから、「何か資格を取ろうかな?」と考える方は多いと思います。
その中でも「保育士」は人気の国家資格です。
昨今の待機児童問題などから保育士不足が深刻化しており、その需要は高まっています。
しかし、独学で試験に挑んだ私が断言します。
保育士試験は独学で合格できます。
目次
保育士試験って?確認しておきたいポイント
保育士試験の合格率は?
平成27年の合格率は、22.8%
決して高い数字ではありません。
合格率が低い理由は、
- 科目数が多い
- 出題範囲が広い
などが考えられます。
しかし、この確率は「全科目合格+実技合格」の人数を表したものなので低く見えているだけなのです。
とりあえずこの数字は悲観せずにスルーしておきましょう。
筆記試験の合格ラインは?
筆記試験は全部で9科目です。
それぞれ100点満点(一部50点満点)で、60点以上で合格となります。
つまり6割できればいいのです。
しかも回答はマークシート方式なので、問題がきちんと理解できれば一発合格も十分にあり得ます。
実技試験はまず考えない
筆記試験(一次試験)を無事通過することができたら、次は実技試験(二次試験)が待っています。
簡単に説明すると、実技試験は、
- 「音楽表現」・・・ピアノやギターで弾き歌いする
- 「造形表現」・・・絵を描く
- 「言語表現」・・・お話をする
の3つがあり、このうち2つを選択します。
どれも難しそうに感じますが、私は、筆記試験がすべて終わってから準備を始めても間に合うと実感しています。
(ピアノ未経験だけどどうしてもピアノで受験したい!という場合は別ですが…)
その理由は、
- 実技試験の合格率は9割近い
- 筆記試験終了から実技試験当日まで、ある程度期間が空くから
筆記試験の合格率に比べれば、実技試験はとても受かりやすく感じますね。
きちんと対策をして、本番でいいパフォーマンスができれば大丈夫でしょう。
そして、筆記試験から実技試験までの猶予ですが、
例えば前期だったら、
筆記試験:4月下旬
実技試験:6月下旬~7月上旬
となっていて、2ヶ月程空きます。
ちなみに、筆記試験結果が郵送されてくるまでは1ヶ月程かかります。
2ヶ月あれば、実技試験の対策をしっかり行うことができるでしょう。
筆記試験に合格する前から実技試験の心配をしていては意味がありませんので、まずは筆記試験対策に集中しましょう。
保育士試験を受験した時の体験談と私の成績
勉強スケジュール
私は2018年、2歳の娘の子育てをしながら勉強に励み、2回目の試験で合格しました。
2回目なんかいっ!!
というツッコミは置いておいて・・・
私が勉強に一日どのくらい時間を割いていたかというと、
平日は3時間半=子供がお昼寝している1時間+夜寝た後の2時間+隙間時間をかき集めて30分
休日は4時間半=子供がお昼寝している1時間+カフェで1時間+夜寝た後の2時間+隙間時間をかき集めて30分
恐らく、子育て中の方だったらこれくらいが限界でしょう。
けれど、だらだら長時間やるよりはこの方が効率的かもしれません。
「今日はこの範囲をやろう!」と毎日目標を立てることが大切です。
ちなみにテキストは、市販のものしか使っていません。
私の試験の成績
筆記試験1回目
そんなこんなで迎えた1回目の成績表がこちら↓
9科目中4科目も落としてしまいました。。。
原因は分かっています。
テキスト以外の範囲の対策不足でした。
厚労省が毎年発表している国民の健康調査結果や、法律なども出題範囲になる為、それらに目を配る事ができていませんでした。
市販テキストのみの独学だと、このあたりの出題傾向が把握できないところが弱点ですね。
筆記試験2回目
保育士試験では、一度合格した科目の受験を3年間免除できる「一部科目免除制度」というものがあります。
つまり私の場合は、不合格だった4科目のみを再受験すればいいのです。
5科目減れば、モチベーションが全然違いますね。ありがたい制度です。
前回不合格となった原因の資料たちをネットでひたすら収集し、
挑んだ半年後の成績表がこちら↓
今度は全科目合格できました!
その後の実技試験は一発で合格でき、無事に保育士証書を受け取ることができました!
おめでと~~!!
保育士試験を独学で受験してみようと思ったら
受験してしようと思ったら、すぐ行動です!
今は市販のテキストも充実していますし、過去問は全国保育士養成協議会のホームページからも見ることができます。
お金をかけなくても、わからないことはネット検索や、Youtubeの無料対策講座を探して利用するのもいいですね。
社会人になってからの資格取得っていうと、時間の確保が難しかったり、“勉強“っていうハードルが高くて諦める人も多いよね …