幼稚園に通い始める3〜4歳頃は、親御さんが「習い事」に悩む時期でもありますよね。
幼稚園内でピアノ教室や体操教室が行われていたり、お友達がやっているからと興味を持ったり。
ある程度自分の事は自分でできる年齢ですから、外のお教室に通わせる時期としては適していると言えます。
私にもちょうど習い事をやらせようか迷っている4歳の娘がいて、まさに今何に興味があるのか模索している日々です。
親が、成長が著しいこの時期に何かをやらせたいと思うのは、ごく自然なことですよね。子供が安心して学べる環境を用意して整えてあげるのが、親の役目でもあります。
習い事を通して子供の成長を期待する一方で、考えなければならないこともたくさん・・・
ということで、今回は幼稚園に通う3~5歳におすすめの習い事をまとめました。
それぞれの習い事の特徴や選ぶ際のポイントが書いてありますので、是非参考にしてみてください。
目次
習い事って必要?
習い事をしていますか?
「習い事をしているか?」というアンケート調査によると、
0歳 | 6% |
1歳 | 16% |
2歳 | 28% |
3歳 | 42% |
4歳 | 51% |
5歳 | 77% |
6歳 | 64% |
(参考:[2019年]子どもとお出かけ情報サイト『いこーよ』調べ)
という結果で、4歳になると半数の子供が習い事をしている事がわかります。
環境にもよりますが、大体14時頃に幼稚園が終わるため、その後に時間が取りやすい、専業主婦や時短パートの方が多いため、比較的親も付き添う事ができる、といった理由があると思います。
私の周りには、2つや3つ掛け持ちしているなんてお子さんもいました。
習い事を始めるきっかけ
- 通っている幼稚園内で課外授業が行われている
- 家の近くにスクールがあるから
- 幼稚園だけでなく、もっと運動させたい
- お友達に誘われたから
- 兄弟姉妹がやっているから
など、このような理由から習い事を始めている人が多くいます。
幼稚園の預かり保育の時間内で習い事をやってくれたり、スイミングスクールのバスが幼稚園まで迎えに来てくれる利便性があると、親としてはとてもありがたく、始めやすいですね。
兄弟で一緒に通うと特典があったり、月謝が安くなるスクールもあります。
「習い事の定番5つ」の選び方
ここからは、定番となっている5つの習い事について、それぞれの特徴や私が思う選び方を紹介していきます。
ピアノ
昔から習い事の代名詞となっているピアノ。
科学者が「習い事はピアノだけでいい」と言い切るほど脳の発達が期待できるのだそうです。
ピアノは、左右の手が違う動きをしながら指先を複雑に使い、先へ先へと譜面を読み進めていく読解力と集中力が必要です。これを繰り返していく事で、自然に脳機能が高まるのだとか。
筆者の私自身も長い間ピアノを習っていましたが、確かに、ピアノを弾いている時は脳みそフル回転で無我夢中だった記憶があります。笑
ピアノを習うには、ヤマハやカワイなどの大手音楽教室、地域の個人のピアノ教室がありますが、それぞれの特徴をみていきましょう。
音楽教室
▶︎メリット
- 全国に多数教室があり、インターネットから教室を見つけることができる
- 教室に通う仲間が多い
- 講師が定期的に研修を受けている
- 大きな発表会がある
▶︎デメリット
- 月謝が個人教室に比べて高め
- 最初からカリキュラムが組まれているので自分のレベルに合わない可能性がある(グループレッスンの場合)
個人教室
▶︎メリット
- 大手音楽教室に比べて月謝が安い
- 振替レッスンをしてくれる
- マンツーマンで自分のレベルに沿って教えてくれる
- 好きな曲を選べる
▶︎デメリット
- インターネットで詳しい情報が得られない場合が多い
- 講師によってレッスンの環境や教え方が異なる
気になった教室があったらまずは体験レッスンに行ってみて、子供にとってどちらが楽しく学べそうかをチェックしてみましょう。
スイミング
水遊びが大好きな子供。
大人になっても趣味として続けられることから、スイミングは昔から人気の高い習い事です。
▶︎スイミングを習うメリット
- 体力がつき、風邪を引きにくくなる
- 心肺機能、運動機能を高められる
- 集中力がつく
- 小学校などのプール授業で困らない
- 万が一海や川で溺れた時にパニックになるのを防ぐ
などが挙げられます。
水中では浮力が働くので、関節や筋肉に負担をかけずに運動する事ができます。幼児期は体の成長が著しいので、負担を最小限にながら体力がつけられるのは嬉しいですね。
中には、水が嫌いでスイミングに対して怖いイメージを持っている子もいるかもしれませんが、どのスイミングスクールもそれぞれのレベルに合わせて段階的に進めてくれます。まずは顔を水に付ける、水の中を歩くなど、水に慣れるところから始めますので心配は入りません。
「泳げるようになりたい」という目標であれば、ほとんどの子がそれを達成できるようになるでしょう。
また、ほとんどは室内の温水プールなので天候に左右される心配がありません。
保護者は待合室から見学する事ができますので、そばで子供の頑張る姿を応援できるのも魅力の一つです。
英語、英会話
2020年4月から、全国の小学校で英語教育が全面実施されます。
新しい教材を使用し、本格的に英語に力を入れていくようです。
主に導入されるのは3〜6年生ですが、その前に少しでも英語に触れておきたいところです。
それに伴い、今、英語教室に通う子供も増えています。
英語教室に通って、本当に意味があるのかな?
小さい頃から始めないとだめ?
と言う意見がよく聞かれますが、確かに0歳から英語に触れていた方が楽に英語力は身に付くでしょう。
しかし、私は何歳から始めてもいいと思っています。
大切なのは、英語を身に付けようと思ったら、そこから毎日英語に触れること!
CDやDVDを流しっぱなしにするのでも大丈夫。子供の耳はいろんなことを吸収できるので、自然に英語力が育っていきます。
英語教室といえば、
が有名なところでしょうか。
▶︎英語教室を選ぶ時のポイント
- 講師
スクールによって、日本人のみ、外国人のみ、両方から選べるなどがあり、どんな先生のもとで学ぶかが重要なポイントです。
「英語だったらもちろん外国人講師!」と考える人もいれば、日本人の方が細かな配慮ができたり、子供が怖がらないなどの理由を挙げる人もいます。
そして、注意したいのが日本人講師の場合。
講師試験に合格した方でも、英語の発音がイマイチな日本人講師が結構います。体験教室で「あれ?」と思ったら要注意です。 - 費用
英語教室というと、月謝が高いイメージがありますよね。
私が調べた直感から言うと、小学校就学前はそれほど高くはないけれど、小学生以降はやはり少し高くなります。
月7000円〜15,000円くらいで、スクールによってかなり差があります。
月謝制ではなく、単発コースを活用すればもう少し節約できます。 - 英検などの資格取得
幼児期は歌やダンス、カードなどを用いて楽しく学ぶスタイルが多いです。小学生以降になると座学が増えますので、そこで何に力を入れてくれるかもチェックしておきたいところです。
英語教室に関しては、先生の質や授業内容がそれぞれですので、体験教室への参加は必須と言えます。
やっぱり、子供が楽しみながら自然に英語が身に付くスタイルが一番理想的でしょう。
体操、新体操
ほとんどの体操教室では、マット、跳び箱、鉄棒を取り入れて、体の使い方を学んでいきます。
ぶら下がる、転がる、飛び降りる、逆立ちなど、日常生活ではなかなかできない運動感覚を身に付けて、自分の体を操れるようになることを目指します。
それにより、自分の体をコントロールできるのでケガをしなくなったり、集中力向上が期待できるのです。
▶︎私が考える体操教室の魅力
- きちんと挨拶ができる子になる
これはスポーツ精神とも言えますが、体操ができる子は挨拶もしっかりできるイメージがあります。 - 達成感を味わえる
ずっと憧れだった逆上がりができたり、跳び箱の飛べる段数が上がったり、目標が明確なので達成感も味わいやすいです。 - みんなで頑張れる
同じ事に取り組む仲間がいると頑張れます。
励まし合ったり、一緒に喜んだりしながら心も成長できます。
娘のお友達を見ていると、やっぱり体操教室に通っている子は体の使い方が上手だなぁとつくづく思います!
いろんな遊びをする中で、恐怖心がないと言うか…チャレンジ精神が旺盛で活発な子が多い印象です。
幼児教室
「幼児教室」とは、簡単に言うと幼児の塾みたいなものです。
小学校就学前の0歳〜幼児を対象に、いろんな才能や可能性を引き出す総合的な教育です。
知育遊び、音楽や運動を、コミュニケーションを通じて楽しみます。
読み書きや数字などのお勉強もあるので、小学校に入った後の勉強に困らないようにと始める方もいます。
「教室に通うタイプ」と「通信教育」がありますので、それぞれの特徴をみていきましょう。
教室によって独自の教材を使用していて種類がとても豊富です。
気になったら資料請求やホームページで確認してみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
上記以外にも習い事の種類は様々で、あれもこれもとやらせたくなってしまうのが親心だと思います。
でも一番は、子供がやりたいかどうかです。
まだ小さい子供にやる気の有無を聞いてもわからないかもしれませんが、4歳にもなれば自分の意思がありますし、「自分でやると決めたことを続ける大切さ」を学ぶ、最初のステップになるでしょう。
習い事を通して、「今日はあれやったよ!これができたよ!」という会話を楽しんでいきたいですね!
・習い事って必要かな?
・お金かかるし・・・
・本当に続くか心配・・・